オンタリオ州・トロントのお酒に関するルール
生活情報
2020.08.24
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こんにちは!トロント留学センターです。
今回のコラムではトロントと日本で異なるお酒の取り扱い事情についてご紹介します。トロントのあるオンタリオ州では、お酒の販売やマナーに関する規制が、日本と比べると厳しい部分が多いと感じることもあります。今回は、留学中に注意して欲しいお酒の取り扱い事項についてご紹介いたします。
オンタリオ州ではお酒は19歳から
日本の飲酒可能な年齢は20歳から可能ですが、オンタリオ州では19歳からの飲酒が認められています。(カナダ国内州によって年齢は異なる)ただし…ここトロントでは、私たち日本人は若く見られる事も多いようなので、お酒を購入する時には、政府認定の身分証明書(パスポート、カナダの免許所やオンタリオフォトカード)の提示が求められます。また、バーに入る際にはドアマンがIDをチェックし、入店を規制する場面もあります。ライブ会場などでお酒の提供がある場合は、入場前にIDを提示し年齢認証されると19歳以上の印としてリストバンドが巻かれたりします。サーバーの人は、このリストバンドを見てお酒を提供していい人かどうか判断しているわけですね。
リカーライセンスを取得した場所以外はお酒の販売・提供が禁止
ここでのリカーライセンスとは、オンタリオ州が公認したお酒の販売・提供許可のことを指し、この許可を取っている場所以外でのお酒の販売・提供は禁止されています。そのため、通常スーパーなどでお酒を販売されていません。(一部スーパーの店舗を除く) 基本的には、後で紹介する酒屋で購入することが多いです。
また、レストランやバー、小売店でお酒を提供販売可能な時間帯も、厳しく決まっています。その為、日本のようにホームパーティーの最中に24時間経営のコンビニでお酒を買い足しに行くなんてことは難しいので注意しましょう!
レストランなどでの提供可能時間
午前11時~午前2時まで(12/31は午前3時まで)小売店での販売可能時間
月~土:午前9時~午後11時日:午前11時~午後6時
屋外での飲酒は禁止
トロントのあるオンタリオ州では、お外でお酒を飲む事が禁じられています。 リカーライセンスを取得した場所(レストランやバー、一時的に開かれるパーティー会場)、もしくは自宅内(家の敷地内であればベランダや裏庭での飲酒は可能)以外では、100%飲酒禁止になっています。日本の心、桜の下での宴会はできません(涙)また外での飲酒を警察に見つかれば罰金は免れません…。お酒を袋やカバンに入れずに持ち歩いていたり、蓋や栓がされていない空き瓶や缶を持って歩くだけでも、警察官に発見されたら呼び止められることも多いです。
番外:お酒を提供・販売する人もライセンスが必要
お酒の提供・販売するには、スマートサーブというライセンスが必要です。ワーキングホリデーで留学予定の方は、お酒を扱うレストランやバーなどでの就労機会も多いかと思います。お仕事探しされる前にスマートサーブを取得をしておくと、持っていない人に比べスムーズに採用されることが期待できます!お酒が買える小売店
LCBO(Liquor Control Board of Ontario)
オンタリオ州政府管轄の酒屋さんで、ビール、ワイン、リキュール、カクテル、ウィスキー、酒などなんでも一気にそろえることができます。Beer Store
名前の通り、ビールの専門店です。LCBOよりビールの種類は断然豊富!!トロントやオンタリオで作られたビールもたくさん取りそろえられています!Wine Rack
こちらも名前からお察しの通り、ワイン専門店です。オンタリオ州のVQAワインの種類が豊富に感じます。LCBOやBeer Storeと比べると、少しこじんまりとした店構えの店舗が多いですが、お安いワインから特別な日に飲みたいお高めのオシャレなワインまでご購入いただけます!まとめ
今回は、トロントのお酒事情についてご紹介しました。日本とは、ルールが異なり若干ややこしいですが、トロントにいる間は、しっかり現地のルールを守ってお酒を嗜むように心がけましょう。次のお酒シリーズでは、各リカーショップの店内の様子などをお伝え出来ればなと思います!そして、酒は飲んでも飲まれるな!お酒に飲まれてしまって、トロントでのお酒に関するルールをお忘れないようお願いいたします!