カナダ留学でおすすめ! 大学附属の語学学校で学ぶメリット
学校情報
2020.03.15
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こんにちは。トロント留学センターです‼
カナダには200以上のカレッジ(単科大学)や大学があり、移民や留学生が多いことからも、その半数以上が英語を第一言語としない人のための語学学校を併設しています。「大学で学ぶ語学留学」と聞くと、カレッジや大学の本科への進学のためのプログラムだという印象が強いかと思いますが、レベルの高い指導やカリキュラムのもと、英語学習に没頭したと望む留学生も多く受け入れており、英語学習に集中して身を置きたい方には最適な環境です。今回は、そんなカナダの大学で語学を学ぶ魅力について存分にご紹介いたします‼
大学附属の語学学校とは?
大学附属語学学校の目的
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大学附属語学学校の主な目的は、英語を第一言語としない人のカレッジや大学への進学をサポートすることにあります。また、カレッジや大学によっては春季や夏季などの休暇中に短期プログラムを開講しているところもあり、長期留学が難しい方でもカナダの有名大学で集中して英語学習に取り組むチャンスがあります。
大学附属語学学校の特徴~私立語学学校との違いとは?~
大学附属の語学学校では、実際の大学の授業や課題についていけるだけの英語力を養うことを目的としたプログラムとなっています。
大学附属語学学校と私立語学学校の最大の違いといえば、「プログラム内容」です。カナダの大学では、専門的な用語を用いて授業が進められ、授業時間数と同じだけの課題が出されることもよくあり、大変ハードな内容となっています。成績は、授業への出席率、課題の提出率と出来栄え、プレゼンテーションやテスト結果などによって判定されます。
中でもエッセイやレポート課題が大変重要視されており、厳しく評価されます。そのため、専門的な文献を理解できるだけのリーディング能力とレポート課題をこなせるだけの高いライティング能力を大学附属語学学校で養う必要があります。
この背景より、私立語学学校では様々な目的のプログラムが開校されているのに対し、大学附属語学学校のプログラムではライティングとリーディングが重視されています。ただし、英語初級レベルから始められる方は、会話力も含めた英語の基礎力を総合的に補うことに重点をおいたプログラムから受講いただけます。
受講期間に関しては、通常1ターム8週間から16週間で構成されていることが多く、私立語学学校と比較すると長めと言えます。また1クラスの人数も平均15から30人と多めのため、少人数制で学びたい人には少し向いていないのかもしれません。
費用面に関しては、私立語学学校より1カ月当たりの学費は数万円高く設定されています。しかしながら、次のトピックでお話させていただくメリットをお読みいただければ総合的にリーズナブルであると、ご納得いただけるのではないでしょうか?
大学附属語学学校で得られるスキルとは?
カナダの大学附属語学学校では、ライティングとリーディングスキルについては飛躍的な伸びが望めるでしょう。その他、実際の大学の授業や課題で求められる、プレゼンテーション、ディスカッション、クリティカルシンキング(批判的思考)などについても着実に力をつけることができ、さらにその課題をこなしていく上でスピーキングなどの総合的な英語力も高めていくことが可能です。また、参照文献の記載の手順やノートの取り方といった、授業や課題を円滑に進めるための方法についても学びます。
初級の英語コースや大学休暇を利用した短期コースも開講していますので、ライティングやリーディング以外の基礎スキル(スピーキング、リスニング、文法)について重点的にレベルアップを図ることもできます。
カナダ留学の際、大学附属の語学学校で学ぶメリットは?
メリット1:カナダのカレッジ・大学への進学がスムーズ
大学附属語学学校の一番の目的でもある大学本科への進学ですが、語学学校のプログラムを一定水準以上で終了すると、英語を第一言語としない学生に課せられるTOEFLやIELTSなどの英語入学条件が免除になります。
大学附属語学学校からカレッジへの進学に対しても、大学附属語学学校で学ぶことによりカレッジへの入学試験(英語能力試験やエッセイなど)に十分対応できるだけの英語力を身に着けることができるため、進学先を悩んでいる方の学習の場には最適と言えます。
また、英語力が大学が定める基準(中級以上、TOEIC750点程度)に達すると、本科の授業を受講することが可能な学校もあります。それらは、本科へ入学した際には単位として認められる場合もあります。
メリット2:認定留学制度が使える場合がある
日本で通っている大学によっては、大学附属語学学校在学中に受講した本科の授業の単位を変換し卒業単位に加えることができます。また大学附属語学学校での語学学習も単位として認められる場合もあります(詳しくは各大学の教務課などへお問い合わせください)。
メリット3:大学本科への条件付入学ができる場合がある
大学附属語学学校へ入学した時点で、本科入学への入学願書提出が可能なカレッジや大学もあります。条件付き入学とは、語学以外の面で入学条件をクリアしている場合に認められ、本科分と合わせて学生ビザ申請が可能です。
メリット4:質の高い英語学習が可能
大学附属語学学校の英語教師となるためには、キャリアを積み高いティーチング能力を得ることが必要です。そのような講師から質の高い指導を受けることができます。世界大学ランキングで東京大学より上位にある名門トロント大学やそのトロント大学と肩を並べるヨーク大学などにも附属の語学学校があり、長年にわたり確立された学習メソッドを用いた質の高い授業を受講することが可能です。
また、北米の高等教育は、講師が一方的に話す完全インプット型ではなく、ディベートやプレゼンテーションの場において、生徒にも常に発言の機会が与えられるアウトプット型です。日本ではなかなか得られないこれらの機会は、実際のビジネスで必要となる自発的な行動や交渉術を助ける力となっていくことが期待されます。
メリット5:整った学習環境
世界各国から集まったモチベーションの高い学生が多く、日々刺激をし合い、時には支え合い、完全英語環境での集中した学習が可能です。また、大学構内の施設を使用することが可能であり、図書館でしっかりと勉強したあとに、ジムでリフレッシュするなど生活環境が整えられています。本科学生と同じ施設を利用できるため、カナダ現地の大学生気分を味わえるところも魅力となっています。
メリット6:ネイティブの友達が増える、キャンパスライフを楽しめる
大学附属の語学学校は、大学キャンパス内または近隣にその校舎が建てられていることが多く、現地の大学生と顔を合わせる機会も多くなります。またトロントにあるヨーク大学附属の語学学校では、ヨーク大学の学生寮に滞在することができ、ネイティブスピーカーと同じ学生生活スタイルを手に入れられます。
さらに、大学本科のアクティビティやクラブ活動にも参加が可能なため、コミュニケーション力を発揮できればすぐそこにカナディアンと同じキャンパスライフが待っています。
メリット7:郊外の大学では日本人比率が低い
郊外の大学では日本人比率が低いため、落ち着いてどっぷりと英語環境に浸かることができます。
※都市部に位置するトロント附属大学語学学校の場合は、時期によっては日本人比率がかなり高くなることがあります。
まとめ
世界でも高い教育水準を持つと言われているカナダの大学。大学附属の語学学校へ留学し、語学を学ぶメリットがたくさんあることがわかったのではないでしょうか? 大学で学ぶ語学留学と聞くと、どうしても「ハードルが高い」と感じ、「海外の大学進学者向けでしょ?」と考えてしまいがちですが、そうではないんです!
もちろん大学附属の語学学校の場合、授業プログラムはカレッジや大学への進学者向けの内容となっているものが多いですが、高いモチベーションを持ちメリハリをつけて英語学習に集中したい方へは大変おすすめの留学プランです。また、英語初級者のための基礎英語プログラムであれば英語力ゼロから留学ができ、着実に英語力を身に着けていただけます。さらに英語だけでなく北米の教育方針より、自ら考え行動していく力や意見を述べる力なども身に付けることができ、就職活動やキャリアアップにも繋がることでしょう。
日本では体験することのできない、アカデミックレベルの英語をカナダの大学で学び、英語力と人間力を手に入れましょう!