カナダでの英語留学で失敗しやすいポイント~留学準備編~
留学準備
2019.11.04
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こんにちは。トロント留学センターです‼
前回の留学失敗ポイント~語学学校編~、~留学生活編~に引き続き、こちらでは留学準備編をお送りします。留学への成功のカギは留学開始前の準備によって大きく左右されます‼ご渡航前の方、これから留学をお考えの方はぜひ参考にしてみてください‼
カナダでの語学留学中準備について
これから語学留学をしようと考えている方、出発前の方にとって気がかりになるのがやはり留学準備ですよね。しっかりと準備するかしないかによってその後の留学生活や目的達成への到達度にも大きく差が出てしまいます。充実した留学生活・留学の目的達成のためにもまずはしっかりと留学準備をしておきたいですね。留学生が陥りやすいカナダ留学準備の失敗ポイント
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都市選び/学校選びを曖昧にしている
いざカナダ留学を決められた方にとってその次に決めることが都市や学校選びですね。カナダはかなり広大なため、各都市毎にその生活スタイルや生活費、現地での人種などは本当に様々です。バンクーバーやトロントなどは日本人をはじめ留学生にとても人気の都市ですが、留学費用をできるだけ安く済ませたい、ローカルの人にできるだけ囲まれて生活したいとお考えの場合には地方都市を選ぶことも選択肢の一つとなります。“留学先に来てみたらイメージしていたのと違って日本人ばかりに囲まれて日本語だけ話していた”、“地方都市で落ち着きたいと思っていたが、思っていたのと違って遊ぶところなど何もなく退屈な時間をすごしていた”というのではもったいないですね。
また都市選びと合わせて大事なのが学校選びです。“有名で大きな学校だから安心”“友達の紹介で”など語学学校は様々な理由で選ばれていきます。特にトロントやバンクーバーのような留学生に人気の都市ともなると語学学校の数はかなりの量になります。学校ごとに生存競争も激しく、そのために学校がそれぞれ独自の色を出して運営しています。現地では“エージェントに進められてきたけど自分がやりたかったスピーキング対策は全くできず希望の英語上達ができない”、“●●と思ってこの学校にしたのに全く違った”というような学校選びについての失敗をたくさん耳にします。中には語学学校が合わないからという理由で早めに留学を切り上げて帰ってしまったり、または既に払った学費を泣く泣く捨てて別の学校に転校されるというケースも残念ながら耳にします。
POINT
都市選び・学校選びはなかなか日本からはわかりづらいポイントがたくさんあります。インターネットでもたくさんの情報を見ることができますが、どうしても最新の情報を見分けるのが難しいですね。都市選び・学校選びは現地にオフィスのあるエージェント、しっかりと情報をもっているプロフェッショナルに聞くのが一番いいでしょう。また、可能でしたら現地到着後に無料のトライアルレッスンを受けてから学校決定することでより失敗の少ない学校選びができるはずです。
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留学への目標があいまい
語学留学を決断される方のその動機は様々です。将来国外に住みたい方、日本で英語を使った仕事をしたい方、何となく海外体験したい方、一度違う世界を体験してみたい方、など。留学の目的がとてもはっきりしている方から、“とにかく来てみた”という方までいろいろです。留学の目的は様々ですが、せっかく来るからには最低一つしっかりした目標を立ててください。目標が何もない状態でカナダに来てしまって、何となく周りと同じように8週間程度語学学校に行き、何となく見つけた仕事でワーキングホリデー期間を終わらせてしまった、となってしまうと、1年間でほんの少し英語の力がついてそれで終わりともなりかねません。仕事をするだけならカナダよりも日本の方がビザの心配も言語の心配もいらず仕事のチャンスは断然大きいです。ワーホリ終了後、帰国して現地で何をしていたか、胸を張って言えるような目標をまずはしっかり立てましょう!
POINT
もし留学の目標が“英語力を●●まで伸ばす”というのであれば、留学直前に英語試験のスコアを取っておくとわかりやすいかもしれません。何かしら目に見えてわかる目標を立てていると現地でのやる気にもつながりやすいです。
また、必ずしも英語力を上げるだけが留学の目的ではありません。例えばホリデーをしっかり楽しみたい方の場合、その楽しむための目標(現地で趣味のネットワークに入り込む、旅行で●箇所の都市は最低限出かける、現地の友達を●人作る”などもしっかりした目標ですね。ご自身のご希望に合わせた目標づくりをまずは頑張ってください。
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留学プランをしっかり立てていない
ご留学へのご希望は様々ですが、英語の勉強は残念ながら一朝一夕で成果が出るようなものではございません。たとえ文法をマスターしたとしても、それを実際に使っていくまでにはかなりの時間と努力が必要となります。また特に英語力初級の方が、“会話できるようになりたい”と最初からスピーキング対策コースをご希望されることがよくありますが、スピーキングはあくまでもアウトプットです。インプット=知識がなければアウトプットすることもできません。ご自身の英語力とその目標にあった手段、留学プランをしっかり立てていかないと、せっかくの語学学校での授業を最大限に活かせなかったり、語学学校での授業についていけず途中でドロップアウトしてしまうことにもなりかねません。
また現地での進学を目指している場合にはそのプログラム選びはとても重要です。1-2年間の授業はかなり厳しく、課題なども多いためにご自身が本当に興味のあるプログラムでないとなかなか学校についていくのが難しいです。
それ以外にも日本の大学とはカナダのカレッジや大学の授業スタイルはかなり異なります。ましてや言語は全て英語となり、わからない専門用語も多く飛び交うかもしれません。ご自身の英語力と合わせてカナダ式の授業スタイルをしっかり準備しておかなかったために授業についていけず、やむなくカレッジを中退されるかたは残念ながら毎年いらっしゃいます。語学学校によっては進学しやすいということを売りにしているところもあるようですが、それでは残念ながらカレッジに行ってから苦労される方も多いです。
POINT
語学学校、カレッジにかかわらずプログラム選びや留学期間は現在のご自身の英語力とご自身の目標とを照らし合わせてこちらも知識豊富なプロの意見を参考にしながらしっかりと選ばれることをお勧めします。英語力初級者の方が3ヶ月、半年でカナダのカレッジ進学を目指すのはかなり難しいですので、そのあたりの可能性も交えながらしっかりとしたプランを立てていきましょう!
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留学前に日本で英語を勉強してこない
確かにカナダでの留学は英語を勉強するためのものかもしれません。ただし、日本語が通じない(通じにくい)カナダでの英語留学を、日本でも勉強できるような英語の基礎単語から始めてしまうのではもったいないです。ある程度英語でコミュニケーションできるようになって、“さてこれから友達を作って…”という段階で留学終了してしまうのではせっかくの貴重な時間とお金を使った留学が活かしきれません。
もちろん、カナダは英語初級者にもやさしい街ですし英語初級者でも生活していただくことはできます。ただし、日本でできるような英語の勉強はできるだけ日本でも済ませておいて、カナダ留学中はこの環境を最大限に活かせるようにしておくことで留学期間中の英語の伸び方が変わってきます。
POINT
例えば英語が全くの初級の場合、カナダでの英語留学を決意してから留学前までに中学校での文法書を復習しておくといいでしょう。最低限の意思疎通ができるようになるはずです。ある程度文法がわかっている方は、口語の例文を少しでも練習しておく、海外ドラマなどをみて英語の耳に慣れておくようにするのもいい方法ですね。口語の例文が頭にあると、学校の友達との会話の幅も広がります。英語力上級者の方は、基礎的な英文法を再度おさらいしておく、または英語の本を読んでみるのもお勧めです。忙しくて時間がないという場合には、通勤途中に英語の音楽を聴く、何かしらの英語のニュースを聞くなど、英語に少しでも慣れておくようにしておきましょう。
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荷物準備/お土産を間違えてしまう
最後の準備としてカナダ留学に必要な荷物の準備に悩まれる方も多いのではないでしょうか?一概に”カナダ”といっても大きな国でその生活スタイルもそれぞれ違います。バンクーバーやトロントなど大きな都市に滞在される予定の方は日本食やユニクロなどの衣料、または化粧品などはある程度のものは手に入ります。ただし、地方都市留学をされる予定の方の場合、醤油などは比較的簡単に手に入りますが日本で使っていた食材や調味料、衣料品などを手に入れるのはなかなか大変です。現地に到着されてから困らないように事前に留学予定地の生活状況など下調べが必要です。
服装に関しては、バンクーバーを除いてはカナダの冬はかなり厳しいです。日本の真冬のコートなどはこちらの秋物という位置づけです。そのようなものは日本で購入してきても日本仕様のため現地では十分でなかったりします。現地のものを購入する方がいいでしょう。洗濯事情も日本とは異なるため、最低限1週間分の服は用意してくる、またあまりデリケートな衣料は洗濯機・乾燥機を使用するとダメになってしまうこともあるので注意が必要です。また、薬などは含有量が日本のものとは違います。特に最初のころは生活リズムの違いなどから体調を崩す方も多いですので、慣れ親しんだ薬は持ってきておいた方がいいでしょう。
ホームステイをされる予定の方は特に、日本からのお土産を持ってくる方も多いかと思います。ここで注意したいので、日本で主流の“食べ物”のお土産です。同じ文化・生活様式の日本人相手のお土産とは違い、カナダは多文化、様々な宗教や食事制限をしている方がたくさんいらっしゃいます。お土産の内容によっては思いもよらないものが食べられないという方もたくさんいらっしゃいます。せっかく準備してきたお土産が相手の口に合わないどころかアレルギーや宗教の理由から困らせてしまうなんてことも・・・。
POINT
バンクーバーやトロント滞在予定の方は基本的な日本食の調味料などは現地で十分に手に入ります。日本からあまり大きな荷物を持ってきすぎるよりも、可能であれば途中で日本から荷物をまとめて送ってもらうという選択肢も考えましょう。また、衣料品などはできるだけ現地で購入することをお勧めします。現地の洗濯機事情や気候などに向いている現地の製品を買う方が日本のものよりも適していることが殆どです。
ホストファミリーへのお土産などは、できるだけ食べ物ではなく、生活用品や日本の伝統文化を伝えられるものの方が喜ばれます。どうしても食べ物をもっていきたい場合、原材料として何が含まれているか事前に確認しておくといいでしょう。