ILAC 一般英語・中級クラス体験レポート
学校情報
2019.01.28
- 今回は、ILACのMain Buildingにて中級 (High Intermediate — 17段階中のレベル9)のクラスの2つの授業を見学させて頂きました。
モダンなデザインの広いラウンジと各国のアンバサダーのデスクが並ぶカウンター

アクティビティデスクでILAC主催のアクティビティへ登録

ILACの独自の教科書に沿って進められる授業
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LACでは午前中はCore Classの授業で、クラスごとに1人の担任の先生が前半と後半に分けて授業します。前半は8時半~9時50分、後半は10時~11時20分の時間割です。Core Classは、文法・リーディング・ボキャブラリー・スピーキング・リスニング・ライティングと基礎的な分野を総合的に強化する時間です。先生達はアクティビティーを組み込みながら、ILACの独自の教科書に沿って授業を進めます。
授業開始前にスマホを預けるシステム
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ILACでは、全クラス携帯電話・スマートフォンは使用禁止で、教室にスマホを置いておけるスペースがあり、授業開始前にスマホを預けるシステムになっているそうです。この取り組みは2018年から始まり、その場しのぎで単語の意味を検索しないように、そして、より授業に集中できるように実施されました。
教科書を読んでいる最中にわからない単語や表現があると、先生に気軽に質問

今回の見学の前半の授業はキャリー先生の中級クラスにお邪魔しました。このクラスには多国籍な13人の生徒がいました。授業の最初はキャリー先生を中心に天気や最近オススメのレストランについて話をしていました。それから、キャリー先生が授業の最初のトピックの“Livable City”について生徒達に質問を投げかけて、Livableの定義・基準となるものを生徒達がブレインストームして発言していきます。その後は、教科書のLivable Citiesの欄を読み込み、パートナーに読んだ内容を要約し説明するアクティビティ―や、教科書の問題に答えて行く作業がありました。教科書を読んでいる最中にわからない単語や表現があると、先生に気軽に質問することができます。キャリー先生も適格に色んな例を出しながら、単語の意味やニュアンスを丁寧に教えていました。前半の授業の締めには、prefixやsuffix の導入に入り、単語の自体の意味がわからなくても、語幹とprefix/suffixの意味から単語の意味が想像できるようになるレクチャーがありました。キャリー先生はアクティビティーの間も教室をまわり、生徒一人一人が理解してアクティビティをしているか、質問がないかなどを細かくチェックしていました。授業中に聞けなかった質問なども、先生がまわってくる時にもきちんと対応してくれるので安心ですね。
例や絵を使いながら、単語の意味・細かいニュアンスを説明

後半の授業はジアン先生の中級クラスを見学させて頂きました。このクラスでは、前半のクラスと同じように、多国籍な12人の生徒がいました。後半の授業はリスニングのトレーニングから始まりました。教材音声で流れてくる単語を書き出す練習です。次に、新聞の見出しでよく見る単語の意味を確認した後、グループになり1人はカードに書いてある単語の意味を読み、他のグループのメンバーが単語を当てていくゲームをしました。このレベルの単語は、なかなか日常会話では聞かない単語もあり少し難しめでしたが、ジアン先生も色んな例や絵を使いながら、単語の意味・細かいニュアンスを説明していました。授業の締めには、reporting verbsの種類と使い方をジアン先生お手製のパワーポイントに沿ってレクチャーがありました。このパワーポイントでは、それぞれの動詞の使い方と文法のポイントがしっかりレクチャーされました。これからIELTSやCambridgeなど英語のテストを受ける人にはとても役立つレッスンでした。このクラスの担任のジアン先生は、とても元気で明るく、教室の窓が曇るほど動き回るとても熱血な先生で、生徒達もみんな和気あいあいと楽しそうに授業を受けていました。
まとめ
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今回の見学を通して感じた事は、ILACはカナダ随一の大規模校という事もあって、世界各国から生徒が集まり、国際色豊かで賑やかな学校でした。どのクラスも国籍のバランスが取れていて、教室でもラウンジでも英語以外を耳にする事はありませんでした。何より、ILACではCore Class (午前中のクラス)は完全担任制で、生徒一人一人の弱点をしっかり把握して理解してくれていますので、先生から総合的なしっかりとしたフィードバックをもらえるのがとても好印象でした。英語初心者の方も安心して英語を勉強でき、友達も作りやすい環境なのでオススメです!