トロント長期留学をして感じたこと
その他
2019.12.16
みなさん長期留学はお考えですか?どの位の期間学校に通うかも、留学をする前に考える重要なポイントのひとつかと思います。私は2019年1月~10月までトロントの語学学校に通っていました。内1ヵ月は休学してバケーション休暇を取ったので、計9ヵ月間学校で英語を学びました。今回はトロント長期留学をして感じたことをお届けします!
トロント長期留学の動機
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そもそもトロント長期留学を選択したきっかけは、ほぼ英語が話せない状態だったので、集中して勉強し、英語力をアップしたいと考えたためです。当時は中学で学ぶレベルの英語力、それもほぼ忘れかけの状態でした、、。外国の友達もおらず、英語を話す機会はゼロ。それでも将来は英語を使った仕事をするという目的があり、その為には基礎から英語をしっかり学んで身に付けていく事が必要だと考えたので、カナダ長期留学を選択しました。
学校通学時の様子
語学学校では日々新しい単語やフレーズを学びましたが、ノートに取るだけだと覚えられなかったので、覚えた単語を口に出して発信することで覚えることができました。それと同時に、英語は受け身でいたら伸びないと感じたので、とにかく英語を吸収・発信する環境を沢山作るようにしました。例えば語学学校の授業では先生のすぐ傍に座り、授業中頻繁にあるシェアタイムでは聞くだけで終わるのではなく、なるべく自分の意見も発信するように心がけていました。放課後は、語学学校のアクティビティにも参加しました。そこでは、ネイティブとカフェで会話をしたり、トロントの街を散策したりと、学校の授業よりもカジュアルに英語を学べたのが良かったです。
カナダ長期留学での苦労
最初の3か月頃までは、何としても流暢に喋れる位まで英語を習得する!と意気込んでいました。日本語使用一切禁止・日本人の友達は作らない、と自分で決めたルールをストイックに守ってきました。もちろん留学中に海外の友達ができましたが、仲良くなっても1,2ヵ月で帰国してしまったり、初期の頃は英語が通じないことや文化の違いに戸惑ったこともあり、海外の友達のグループに馴染めず、あまり友達と深い関係が築けずに苦労しました。
それと同時にクラスメイトが私よりも流暢に話していたり、私の知らない単語を沢山知っているのを実感し、彼らと自分を比べてとても落ち込んだことがあったのを覚えています。自分の英語が思うように上達しないことへの不安、そして孤独感から自分自身に自信を失い、英語を話す事すらも怖くなってしまったこともありました。
その時、知り合いも居ない新しい地での生活、勉強、友達作り…いっぱいいっぱいになり過ぎている自分に気付きました。「英語は一瞬で身に付くものではない、人それぞれ身に付くペースはあるけれど、自分の場合は時間をかけて習得していこう。だから今は自分のしんどい気持ちを開放することが優先」自分の中でそう感じたので、思い切って同じ学校の日本人の友達に日本語で本音を打ち明けました。するとその友達も同じような気持ちを抱えていることが分かりました。同じ気持ちの人がいる事が分かった安心感、そして自分の気持ち吐き出して開放した事で、気持ちがすっと軽くなったのを覚えています。
カナダ長期留学中の楽しかったこと
苦労があった一方で楽しい経験も沢山ありました。特に人との出会いは楽しい経験の1つです。長期学校にいることで、年齢も国も文化も異なる様々な人と出会い、各国に沢山の友達ができました。特に国によって異なる恋愛事情の話題はいつも盛り上がり、楽しかったです!
また、先生とはすっかり仲良くなりました。授業の質問だけでなく、プライベートの悩みまでもネイティブの先生に相談していました(笑)そのためもあってか、英語を話すこと・聞く事に抵抗が無くなり、英語力もかなり伸びたと思います。
更に、自分の英語力の伸びを着実と実感できることも、カナダ長期留学ならではの楽しみの1つです。最初の数ヶ月はなかなか自分の英語の上達が実感できず苦しみましたが、クラスがレベルアップしていく事で自分の自信にも繋がりました。上のクラスに行く程使う単語や表現が難しくなって付いていくのがしんどいのですが、それに徐々に慣れていく中で自分の英語力の伸びを実感したときはとてもワクワクしていました!
カナダ長期留学を通して得た事
振り返ると、楽しかったこと・辛かったこと、全ての経験が自分の成長に繋がっていることを実感します。特に人と比べなくなったこと、自分に自信が持てるようになったことは私の中での大きな変化です。上記でも述べたように、留学当初は常に周りのクラスメイトと比べて自分の英語は全然ダメだ、、全く上達してない、、なんて落ち込んでいたのですが、ある時から周りではなく、カナダに来る前の過去の自分と比較するようにしたのです。すると自分がどれだけ成長したか実感し、自信に繋がりました。
また、失敗する恐怖もなくなりました。日本にいたころは、分からないことがある自分・間違った答えを言う事=失敗と考えていたので、常に失敗せず完璧でいることを目指していました。しかし語学学校の授業では、分からない事はその場で聞く、答えが合っているか間違っているかは関係無く「自分はこう思う」と意見をシェアする機会が沢山ありました。初めは抵抗がありましたが、質問・意見シェアをする時はいつも、先生もクラスメイトもじっくり私の発言に耳を傾け、否定せずに聞いてくれました。その経験を通して、分からないと言う事、自分の意見を伝える事が怖くなくなりました。
実際に先生も言っていましたが、「質問大歓迎!あなたが興味を持って質問してくれることが嬉しい」というスタンスの人が、トロントで出会った人には多いように感じます。また、合っているか・間違っているかよりも「自分はこう思う」と自分自身をどんどん発信しても良いし、もっと堂々と自分らしくいても良いのだということに気付けたことも、このカナダ長期留学を通して得た大きな収穫です。
まとめ
トロント長期留学をして感じたこと、いかがでしたか?もちろん人によって得る経験は様々ですが、ぜひご自身にしか得られないオリジナルの経験を沢山得ていって下さいね!カナダ・トロントでの長期留学をお考えの方、少しでも興味がある方の参考になれば幸いです!